◎ゆぅちゃんとゴーちゃんの元になった『mupmap』キャラクター
◎古い話になりますが、このUXキャラクターの一番の元になっているのは1993年に描いたこの『mupmap』という幼児玩具キャラクターでした。よく覚えてないのですが、描いたのは出たばかりのMacのカラークラッシックというパソコンを買ったばかりの頃じゃないかと思います。きっとデジタルに目覚めてたんでしょうね(笑)。
デジタルの世界に大きな可能性を感じながら、いつか自分もオリジナルキャラクターを作りたいと思っていました。
当時仕事では幼児玩具シリーズ『mukku』をデザインしていて、幼児玩具とデジタルキャラクターというキーワードからできあがったのがこの『mupmap/むっぷまっぷ』というキャラクターの世界です。
◎『infini-D』という3DCGソフトでブリキのロボットを作り始めたばかりの頃で、デジタルな形と言うものがこういうものだと感じていたのではないかと思います。つまり「引っ張ってできる形」「回転してできる形」「押し出してできる形」等。色使いもそれまでの紙の印刷物のCMYKカラーからRGBカラーと言う派手な色を意識した色使いになってます。また、この頃にしてはなぜ?という気もしますが「水」「火」「土」「風」をテーマにしてキャラクターを作っています。すでにエコへの関心が高くなっていたんでしょうか。
◎3D化するということはいろんなメリットがあります。ひとつにはすでに立体になっているので、そのままフィギュアなどにできるということです。(現在では3D出力機と言うものまで出て来ました)。もうひとつはそのデータを元にアニメ化ができるということです。今回のUXキャラの場合でも僕の作ったモデリングデータを元に『時空映像』さんがアニメ化してCFを制作しています。つまり、3Dでキャラクターを作っておけば、いろんなことに使えるというメリットがあるわけです。
◎アナログと、デジタル玩具両方に使える3Dキャラクター
◎その後本格的に3DCGをやり始めて、3DソフトをLightWave3Dに変更して『mupmap』を3D化したのが下の画像です。また、その後、この中の二人のキャラクターを抜き出してデジタルテレビ局のクルーとして作り直したのが『D.O.T』になっています。
◎その後、LightWave3Dで3D化しました。